韓国の総合家電・電子機器最大手サムスン電子と米電子機器大手アップルの訴訟合戦が新局面を迎えている。
先月末、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の特許などをめぐり、米国で新たな大規模訴訟の裁判が始まった。賠償金は最大で数十億ドルに達する可能性がある。韓国の現地紙コリア・タイムズなどが報じた。
両社は和解に向けた話し合いを続け、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)とサムスンの申宗均(シン・チョンギュン)社長の会談なども行われたが合意に至らず、裁判に持ち込まれた。
今回の訴訟の対象となるのは2012年までに両者が発売した製品で、アップルの「iPhone(アイフォーン) 5」やサムスンの「ギャラクシー S3」などが含まれる。