衆院選投開票日の22日の天気に各党の関心が集まっている。台風が接近し、全国的に悪天候となるとみられ、投票率に影響する可能性があるためだ。従来は投票率が低ければ与党に有利とされてきたが、自民党は最近、若年層の支持を伸ばしており「雨になれば若者の足が投票所から遠のくのでは」との懸念も出ている。(田村龍彦)
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総務省によると、15日までに有権者の3・86%の410万7108人が期日前投票を済ませた。平成26年の前回の約1・5倍で過去最高となった。好調な出足だが、気象庁によると、22日は北海道以外は雨になり、台風21号が沖縄本島東側に接近するとみられる。
一般的に、外出を避けがちな雨や、行楽に出かけやすい晴れは投票率は下がり、曇りは上がるとされる。東京が雨だった5年は67・26%、曇りの17年は67・51%だった。晴れの24年は59・32%で、過去最低の52・66%となった前回は「晴れのち曇り」だった。
投票率が下がれば、組織力や強い支持基盤を持つ自民、公明両党に有利で、無党派層に期待する野党にマイナスとの見方がある。