シャープのお掃除ロボ「ココロボ」 目の付けどころは“関西弁” (3/9ページ)

2012.10.1 05:00

  • シャープのロボット掃除機「ココロボ」

 “感情”は、言葉に加え、回転してダンシングしたり本体の一部を光らせたりなど、“全身”で表現。簡単なコミュニケーションができるので、まるでペットのようだ。

 消費者の反応も上々だ。

 「家族の一員のようです」。実際に各家庭では、単なる機械でなく、感情をもったペットのような存在になっているようだ。「最近しゃべらないんですが、どうしてですか」と元気がないココロボを心配する声もある。おまけに「和歌山弁をしゃべりました」といった声も。和歌山弁は搭載されていないが、それほど身近な存在になっている証拠だろうか。ココロボを「ココちゃん」と名付ける消費者もいる。

 先行の「ルンバ」がロボットの設計開発会社によるものであるのに対し、「ココロボ」を発売するシャープは家電メーカー。これまで、通常の掃除機はいくつも発売してきた。掃除機メーカーが出すお掃除ロボットだけに、掃除機能でも他社には負けられなかった。

 本体は直径約35センチ、高さ約10センチ。10センチという薄い本体の中に、従来品と同レベルの強力な吸塵システムを搭載するのが至難の業だった。通常の掃除機なら、縦、横、高さのうち最も幅の短い所でも約25センチはある。

ココロボ専用のモーターを新たに開発

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