共通するのは技術力で勝負を挑んでいる点だ。家電の花形だった薄型テレビ販売が落ち込む中、掃除ロボを家電の新たな収益の柱に育てようと躍起になっている。
東芝ホームの新製品「スマーボV」は2つの人工知能を搭載し、室内をくまなく掃除するのが特徴。室内を7センチ平方ずつに区画分けし、掃除したルートを記憶。同じ場所を縦横2回ずつ計4回掃除する。また、吸い取りや拭き取りなど4段階の方式で強力にごみを取り除く。想定価格は8万~9万円台。月間5000台の販売を目指す。
掃除ロボ市場には今後も参入企業が予測されており、シェア争いが激しくなりそうだ。
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家事の中でも、掃除は最もやる気が起こらないという主婦が多いのには全く同感だ。料理や買い物に比べて地味な家事だ。
ココロボは、嫌な掃除もおしゃべりしながらこなしてくれる。お掃除ロボットの市場が生まれて10年以上。部屋をぐるぐる周り、けなげに掃除する姿がいとおしい。そんな消費者の思いに応えるように、おしゃべり機能を搭載したのはユニークな目の付けどころだ。