シャープのお掃除ロボ「ココロボ」　目の付けどころは“関西弁” (4/9ページ)

　従来品のモーターだと大きすぎて、本体に入らない。そのため、小さいながら能力を高めた、ココロボ専用のモーターを新たに開発。日本の家庭に多い絨毯（じゅうたん）でも、しっかりゴミを吸引できるように、ブラシも工夫した。

　本体前方の左右に付いたサイドブラシがゴミをかき集め、回転ブラシで本体にゴミを吸引。ブラシは材質や長さを調整し、最もふさわしい形状に完成させた。さらに、大風量を生み出すターボファンが、１分間に１万４０００回の高速回転をし、小さな塵（ちり）まで完全に吸引できるようにした。また特殊なフィルターで、０．３マイクロメートル以上の埃（ほこり）を９９．９％以上キャッチし、きれいな排気を実現。空中のカビ菌などを除去するプラズマクラスターイオン発生機も搭載、掃除中も停止中も部屋の空気をきれいに保ってくれる。

　スマートフォン（高機能携帯電話）との連携で、ココロボは“留守番”もしてくれる。本体の前方についたカメラが部屋の様子を連続撮影。外出していても、ココロボの“目線”で映し出された部屋の状況が分かるので、家電製品の電源の消し忘れや飼い犬などの元気な様子が確認できるため安心。一人暮らしをする高齢者の家の様子を、遠くに住む子供が確認できるといった使い方もできる。

掃除機能のレベルの高さに驚く消費者は少なくない