新原氏は「他のエリアにはない400年の歴史を生かして発展させたタウンマネジメントを、20年頃に花を咲かせ、東京全体の“磁力”向上に役立ちたい」と意気込む。
街の新たな成長を目指す大手町や日本橋に対し、地盤沈下を食い止めようと動き出したのが虎ノ門地区だ。霞が関に隣接している地の利を生かし、かつては東京のオフィス街で抜群の存在感を誇り、ビルの賃料も高かった。しかし、大規模な再開発が進まず、集積する小さなビルの老朽化とともに、地域の魅力は低下。企業は周辺地区の大型オフィスビルに移っていった。
輝きを取り戻す原動力として期待されるのが、森ビルが6月に開業を予定している地上52階建ての「虎ノ門ヒルズ」。6~35階のオフィスフロアは無柱空間の貸室を実現し、1フロア当たりの貸室面積は約3400平方メートルと広い。大型テナントが戻ってくるとともに、関連ビジネスも引き寄せられる公算が大きい。このほか住宅やホテルも入り、地域に新たな活力をもたらすことになりそうだ。