グリコのポッキー世界戦略 「赤ヘル部隊」「ポッキーワゴン」投入 (5/5ページ)

2014.3.27 07:00

量販店に向け出発するグリコの「赤ヘル部隊」。そろいのユニフォームやヘルメットは、日本発のアイディアだ=2月11日、インドネシア・ジャカルタ市

量販店に向け出発するグリコの「赤ヘル部隊」。そろいのユニフォームやヘルメットは、日本発のアイディアだ=2月11日、インドネシア・ジャカルタ市【拡大】

 イスラム教徒の人口は世界の2割の16億~18億人とされ、市場規模は日本円で50兆円との試算も。グリコもこれをにらみ、昨年3月にタイ現地法人で「イスラム法的に許されたもの」を意味する「ハラル」認証を取得した。

 「ポッキー」ターゲットの10代に「ポッキーワゴン」

 インドネシアでのポッキーのターゲット層は、「10代の若者」(田崎さん)。だが、150グラムで7400ルピア(74円)のポッキーは、現地では高価な部類に入り、中間所得層の子供が少し“背伸び”をしないと買えない商品だ。「トラディショナルトレード」と呼ばれる駄菓子屋では売られていない。

 そこで、子供たちの間での知名度アップを図ろうと、グリコは12年11月から、「ポッキーワゴン」と銘打った真っ赤なワゴン車で全国の中学校、高校を巡回。ポッキーを無料配布するキャンペーンをはじめた。学校で配ることで、ブランドイメージに「安心感」も付け加えるのもねらいだ。

 都市部の学生の間では、休日や放課後に量販店でのショッピングを楽しむ「ハングアウト」と呼ばれる習慣が広がっている。手を汚さず手軽に食べられる「ポッキー」は、このハングアウトの「お供」の地位獲得もねらっている。

 インドネシアでの2015年の売上高目標は、13年比2倍の10億円。世界ブランド化に向け、グリコの本格展開が始まる。(織田淳嗣)

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