統合型リゾート、日本の賭け シンガポール・カジノに見る将来像 (3/4ページ)

2014.3.31 09:30

シンガポールにある複合型リゾート施設「マリーナ・ベイサンズ」(藤沢志穂子撮影)

シンガポールにある複合型リゾート施設「マリーナ・ベイサンズ」(藤沢志穂子撮影)【拡大】

 しかし、マリーナ・ベイサンズ、そしてファミリー向けとして、テーマパークのユニバーサル・スタジオを誘致したリゾート・ワールド・セントーサ(セントーサ島)がそれぞれ開業した10年以降に大きな伸びを見せ始めた。日本人客数も右肩上がりで増加している。

 観光客増加の転機となったのは、05年4月に政府が正式決定したIR開発だった。背景には近隣のアジア新興国が経済成長を続ける中、旅行者数の市場シェアが減少することへの強い危機感があった。

 リー・シェンロン首相は当時「観光業界は多数のシンガポール人が働く重要な国内産業で、他国との競争に敗北するわけにはいかない。航空ハブ(拠点)としての地位を失うことも許されない。IR開発は不可欠」と話している。

 2つの新たなリゾート施設は子供から大人まで、国内外の幅広い層を集客。いまや「マーライオンに代わるシンガポールのシンボル」ともいわれている。

 MICEとセットで

 日本でもカジノを併設したIRは成り立つのか。カジノに詳しい大阪商業大学の美原融教授は「日本人は中間所得層が多く、カジノは新しいレジャーとして親しまれるはず。

「ひいては日本経済の活性化に貢献できる」と話す

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