「羽田新線構想」乱立する理由 五輪後見据え…建設費確保や用地買収など課題 (2/4ページ)

2014.9.4 06:32

 現在、羽田への鉄道アクセスには京急とJR東傘下の東京モノレールがあり、両者で羽田利用者の旅客輸送の約6割を握る。ただ羽田では航空機の東京都心上空の飛行が認められるなどすれば、国際線を中心に発着枠の拡大が見込まれる。

 国土交通省は地元理解を取り付けるため、自治体や航空会社を交えた協議会を8月下旬に初めて開催。発着枠が拡大し訪日客が増えれば、京急と東京モノレールだけでは対応しきれなくなる恐れが指摘されていた。

 新線構想はほかにもある。東急蒲田駅と京急蒲田駅を地下新線で結ぶ「蒲蒲線」構想は、大田区などが実現へ国や鉄道事業者への働きかけを強めている。国交省は、東京駅の丸の内側に地下駅の新東京駅をつくって都心から羽田、成田両空港に乗り換えなしで行ける「都心直結線」構想も検討している。

 最低でも1000億円規模…課題は建設費確保

 一方、現在は浜松町駅を発着する東京モノレールにも、約3キロ離れた東京駅への延伸構想が表面化。

延伸が実現すれば乗り換えがなくなり、22分に短縮される

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