社内カンパニーの交通システム社の正井健太郎社長(日立製作所理事)は「車両には軽量化など日本で培ってきた技術が生かされている。鉄道発祥の地である英国の主要幹線を担う意味は大きく、グローバルに鉄道ビジネスを展開していく第一歩だ」と強調した。
3強の牙城に挑む
人口減少などで国内市場の先細りが避けられない中、積極的な海外展開で収益力の強化を目指す日立にとって、欧州での鉄道事業の成功は欠かせない。
欧州で老朽化車両の交換需要が高まると見込んだ日立は、1999年に英国に進出して鉄道事業を展開。今年4月には欧州の鉄道ビジネスに精通するアリステア・ドーマー氏を交通システム事業グローバル最高経営責任者(CEO)に据え、英国を軸に海外で鉄道事業の拡大を図るグローバル体制を強化した。