英国では、2005年に「Class395」と呼ぶ高速車両を受注したのを皮切りに、IEPの車両製造から運営までを請け負うプロジェクトを約1兆円で受注。車両数だけでも計約1000両を既に受注しており、出足は好調だ。
ただ、欧州の鉄道車両市場は独シーメンスやカナダのボンバルディア、仏アルストムの3強に加え、中国の車両メーカーも参入に動いており、競争が激化している。こうした中で日立は、IEPへの車両納入を終える18年以降もコストを抑えながら英工場の稼働率を維持するには、欧州で新たな受注を確保する必要があるなど課題は多い。
日立の鉄道事業の売上高は14年3月期で1682億円と、グループ全体の売上高約9兆6000億円の2%にも満たない。早急に「グローバルでの存在感を高めていく」(ドーマー・グローバルCEO)必要もある。