「ホンダジェット」整備網に課題…顧客の信頼が鍵に 2強も対抗の構え (1/3ページ)

2014.11.14 06:06

式典でジェットエンジンを披露するホンダエアロの泉征彦社長(左端)、ホンダの山本芳春専務(右端)ら=12日、米ノースカロライナ州バーリントン

式典でジェットエンジンを披露するホンダエアロの泉征彦社長(左端)、ホンダの山本芳春専務(右端)ら=12日、米ノースカロライナ州バーリントン【拡大】

 ホンダのビジネスジェット機事業が本格的に動き始めた。12日には米国でジェットエンジンの量産がスタートし、来年初めの「ホンダジェット」の販売開始に向けた態勢が整いつつある。個人や企業向けのビジネスジェット機は、2008年秋のリーマン・ショック後に需要が激減したが、足元では底打ちしており、ホンダは将来的に年間100機の生産も視野に入れる。ただ、新規参入企業だけに修理やメンテナンスなどの整備網が十分ではないといった課題を抱える。顧客の信頼をいかに早く獲得できるかが事業を軌道に乗せる鍵を握りそうだ。

 ジェットエンジンはノースカロライナ州にある米子会社、ホンダエアロのバーリントン工場が量産を始めた。エンジンは機体製造を手掛けるホンダの別の子会社に送り、15年1~3月期にも米運輸当局から機体の認定を得た上で、ホンダジェットの完成品が出荷される見通しだ。

最大7人乗りのホンダジェットには既に約100機の受注

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