式典でジェットエンジンを披露するホンダエアロの泉征彦社長(左端)、ホンダの山本芳春専務(右端)ら=12日、米ノースカロライナ州バーリントン【拡大】
ホンダエアロの泉征彦社長は12日、地元政財界の関係者を招いた工場内で開いた式典で「段階的にビジネスを大きくしていく」と意欲をみせ、本田技術研究所の藁谷篤邦(わらがい・あつくに)取締役は記者団に「20年ごろまでの黒字化を目指す」と話した。
08年に1306機に達したビジネスジェットの市場規模は12、13年には675機程度まで減少したが、14年1~9月期は前年同期比9.3%増と回復。ホンダは「今後は毎年5%程度の成長が続く」(山本芳春専務)とみる。最大7人乗りのホンダジェットには既に個人を中心に約100機の受注があるといい、将来的には毎年70~100機の販売を見込む。
しかし、ホンダジェットと競合する小型ビジネスジェット機の2強、米セスナ・エアクラフトとブラジルのエンブラエルも新型機の投入などで事業基盤の拡大を模索し、ホンダに対抗する構えをみせている。また修理やメンテナンスでの実績がホンダにはないことが顧客にとってマイナスに映ることも事実だ。