しかし清水氏はタカタがエアバッグの破裂事故を認識したのが05年であることから、「04年の段階でテストをすることはありえない」と述べ、報道を否定した。
リコール対象のエアバッグは作動時に破裂し金属片をまき散らす危険があり、米メディアによると少なくとも米国で4件、マレーシアで1件の死亡事故が確認されている。
清水氏は証言で被害者に対して「深く謝罪する」と述べ、またエアバッグの破裂で飛び散った金属片での死亡が確認されている3件の事故について「全ての責任を負う」とした。一方、別の2件の死亡事故については「原因は調査中だ」として対応を明らかにしなかった。
公聴会ではタカタ製エアバッグを搭載した自動車を多く販売しているホンダのリック・ショステック北米ホンダ上級副社長らも証言し、事故の被害者らに謝罪した。