日米欧の自動車メーカー10社は2月26日、原因解明のための共同調査を、人工衛星の打ち上げなどを手がける米航空宇宙・防衛企業オービタルATKに依頼すると発表した。
エアバッグは中で火薬を点火してガスを発生させて膨らませる仕組み。その点火技術は「防衛や航空宇宙分野で発達したもので、ロケット推進剤がもとになっている」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)とされる。その分野で高い技術力をもつとされるオービタルに調査の陣頭指揮をとってもらうことで、長期化している調査の局面をなんとか打開したい考えで、調査の責任者にはNHTSAの元幹部をあてた。
硬軟両様の戦術
ただ、タカタが事態をどれだけ深刻に受け止めているかは疑問だ。
たとえば、タカタが米当局から科された罰金。米国ではNHTSAがリコール問題の調査などでしばしば非協力的なメーカーに“警告”を発するための処分でもあり、タカタが特殊なケースというわけではない。