大塚家具の大塚久美子社長=9日午後、東京都新宿区【拡大】
父親である創業者の大塚勝久前会長と経営権をめぐって株主総会で委任状争奪戦を展開し、それに勝利した大塚家具の大塚久美子社長が9日、産経新聞の単独インタビューに応じた。同社は一連の騒動などのおわびや、株主からの支持に対する感謝セールを18日から始めるが、久美子社長は全国の店舗でおわび行脚をする考えを示した。登場する時間などはホームページで告知する予定だという。インタビューは以下。
--株主総会が終了して、率直な感想は
「私どもの会社提案が株主の皆さまに支持されたことはうれしい。同時に、創業家以外では85%の株主が支持してくれたことは責任を重く感じている」
--ただ、3月の全社売上高が前年同月比4割減。立て直しは厳しい
「それほど悲観していない。昨年の3月は、消費税率引き上げ直前の駆け込み需要が起きていた時期。昨年3月は過去最高の売上高となっていた反動だ。新しい経営体制になっての施策で信頼回復に取り組んでいきたい。感謝セールをそのきっかけにしたい。社員一同気持ちを一新して取り組んでいく」
--新体制で、大塚家具をどういった会社にしていくのか
「お客さまが住生活で、家具のことを考えたとき、とりあえず、大塚家具にいってみようという、気軽なお店にしたい。今後、千葉や大阪・梅田、札幌の3カ所に新しい大型店をつくることは決めている。大都市圏には店舗があり、ちょっと車で出かければ、お店に来ることができるようになる。それだけでなく、カタログやメールなどのネットベースでのコミュニケーションも増やしていけば、お店を増やさなくてもいいと思う」