イントレピッド案が否決され、会見するデルタ航空日本支社長の森本大氏=5日午後、国土交通省(野村成次撮影)【拡大】
スカイマークの債権者集会では、米デルタ航空を支援航空会社とした再生計画案が否決された。デルタにとって長年の「悲願」(デルタの森本大・日本支社長)だった日本の航空会社との提携はまたもお預けとなった形だ。
「重要性が非常に高い案件だった。率直に言って残念だ」。“敗戦”を受けた記者会見で森本氏は無念さを隠そうとしなかった。
デルタが所属する航空連合「スカイチーム」は日本国内に提携会社がない。全日本空輸が入る「スターアライアンス」には米ユナイテッド航空が、日本航空が入る「ワンワールド」には米アメリカン航空がそれぞれ加盟。米3大航空会社では唯一、日本市場で独自の戦いを強いられてきた。
平成21年には、当時経営不振にあった日本航空との提携を模索したが物別れに終わっていただけに、スカイマークとの提携にかける思いは強かった。
債権者集会の投票では、欧州エアバスや英ロールス・ロイスなど大口債権者3社がカギを握っていたが、デルタには3社すべてとも取引がある自負もあった。森本氏は「3社のうち1社でも入れてくれれば勝てると思っていた」と悔しさをにじませた。