民事再生手続き中のスカイマークは1日、今月29日に発足する新経営陣を発表した。社長には日本政策投資銀行出身の市江正彦氏(55)が、会長には投資ファンド、インテグラル代表の佐山展生氏(61)が就任する。このほか、支援会社であるANAホールディングス傘下の全日本空輸からも2人が取締役に就く。
東京地裁が8月5日に認可したスカイマークの再生計画は、一定期間内に不服申し立てがなく確定した。これを受け、新役員人事を決めた。新取締役は6人で、佐山、市江両氏のほか全日空から2人(総括、安全・整備担当)、インテグラルから1人(管理担当)、スカイマークから1人(経営企画担当)を選任する。
スカイマークは29日に100%減資するとともに支援企業が出資。ANAなどが新たな株主になり、臨時株主総会を開いて市江氏らを役員に選任する予定だ。また、支援策の柱となるANAグループとの共同運航についても、29日に基本合意する方向で調整を進めている。
最大債権者の米リース会社、イントレピッド・アビエーションの債権額は約573億円、欧州航空機大手エアバスは約431億円で合意したという。2社が届け出ていた債権額から約1千億円の圧縮になり、弁済に向けた協議も「順調に進んでいる」(代理人弁護士)という。