トロイカ体制の任天堂 なぜ裏方の君島氏が社長職に抜擢されたのか (5/7ページ)

2015.10.17 17:05

記者会見する任天堂の君島達己新社長(中央)と竹田玄洋専務(右)、宮本茂専務。この3人による“トロイカ体制”に注目が集まる=9月14日、大阪市

記者会見する任天堂の君島達己新社長(中央)と竹田玄洋専務(右)、宮本茂専務。この3人による“トロイカ体制”に注目が集まる=9月14日、大阪市【拡大】

 新興メーカー、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの「パズル&ドラゴンズ」や、交流サイト大手、ミクシィの「モンスターストライク」など特定のゲームに人気が集中し、すべてのゲームが計画通りの利益をあげているわけではないからだ。

 実際、専用機を中心にゲームを出してきた大手のカプコンはスマホ向けゲームの不振で、26年3月期に50億円の特別損失を計上。スマホ向けゲームの開発を東京支店のパソコン向けオンラインゲームの開発チームと一本化するなどてこ入れしているが、いまだにヒット作を生み出せていない。

 人気ゲームによる寡占化が進むスマホゲーム市場。任天堂が想定通りに成功するかは不透明な状況だ。

 新しい決断が鍵

 近年の任天堂の苦境を踏まえ、前社長の岩田氏はここ数年、既存のゲーム機ビジネスからの転換を目指して多くの重要な決定を下してきた。

マリオを題材にしたアトラクションができる可能性が高まっている

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