だが、このところの経営環境は厳しかった。25年に稼働した福岡工場(福岡市西区)の新設に伴う減価償却費の増大が響き、26年3月期決算(単体)の最終損益は5億円の赤字となった。
25年6月、社長に就任した原田氏は「今後数年は合理化が必要で、赤字が続くかもしれない」と悲愴(ひそう)な覚悟を持ち、経営の立て直しに当たった。
そんな苦境を香港や台湾でのヒットが救った。27年9月中間決算の最終損益は前期の2億円の赤字から一転し、8500万円の黒字になった。海外での棒ラーメンの売り上げは今年度は10億円を見込み、マルタイ全体の3割を超える勢いをみせている。
攻めの姿勢忘れず
マルタイは今年8月、佐賀工場(佐賀県唐津市)の製造ラインを増設し、9月からは従業員を20人増やして60人態勢にした。一部2交代制を採用し、稼働率を上げた。