クロスの開発を指揮した小嶋慎太郎プロデューサー(40)は「武器や技の選択、新旧キャラクターの共演。いろんな意味での“組み合わせ”から、『クロス』というタイトルが自然に浮んできた」と話す。
スマホと相乗効果
モンハンクロスの快進撃を受け、カプコンはスマートフォン向けとの相乗効果でさらなるユーザー拡大を狙う。
クロスに先立つ昨年9月に配信が始まった「モンスターハンターエクスプロア」は、モンハンシリーズ初の本格的なスマホゲームで、無料でダウンロードできる。クロスよりも簡単に操作でき、初心者でも手軽に楽しめる。
ダウンロード回数は12月中旬に350万回を超え、スクウェア・エニックスの「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」に匹敵するヒット作となっている。
カプコンの辻本春弘社長は「スマホでモンハンを多くの人に知ってもらい、ゲーム機向けに誘導できれば新しいビジネスモデルになる。逆にゲーム機向けが話題になることで、スマホでのダウンロードが増える効果も期待できる」と話した。