終戦後から創意工夫を重ねた「えきそば」 うどんでも日本そばでもない姫路駅名物 (7/7ページ)

2016.4.21 05:00

えきそばの調理。限られた時間で食事をする利用客が多いため、スピードが求められる

えきそばの調理。限られた時間で食事をする利用客が多いため、スピードが求められる【拡大】

  • 竹田佑一社長
  • 「但馬牛牛めし」(右)と「名代あなご寿司」

【プロフィル】竹田佑一

 たけだ・ゆういち 慶大法卒。1974年、まねき食品に入社。常務などを経て86年から現職。創業者の竹田木八から数えて5代目。社員には3年後の会社の姿を思い描き、行動するよう呼びかけている。70歳。東京都出身。

≪イチ押し!≫

 ■地域の枠超え人気「但馬牛 牛めし」

 紹介するのは「但馬牛 牛めし」と「名代 あなご寿司」。「人気商品と定番商品をご紹介したい」と竹田社長おすすめの商品だ。

 「但馬牛 牛めし」は、ごはんの上に盛りつけた但馬牛をメインに、淡路産のタマネギ、ゴボウ、コンニャクなどの具材を盛りつけたボリューム豊かな一品。全国のデパートで開催される「駅弁大会」に出品されたほか、JR東京駅構内の売店でも販売されるなど、地域の枠を超えた人気商品となっている。

 「名代 あなご寿司」は白焼きにしたアナゴを特製のたれにつけて軽く炊き上げ、すし飯の上にのせたもの。アナゴとすし飯の間に甘辛く炊いたシイタケとサンショウをはさみ込み、隠し味的な効果を加えている。価格は「但馬牛 牛めし」が1150円、「名代 あなご寿司」が1800円(いずれも税込み)。

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