定額通話でシェア
人気を受けて新規参入が相次ぎ、現在は150社超が市場にひしめく。MM総研によると、昨年9月時点のシェアトップは「OCNモバイルONE」のNTTコミュニケーションズ(23.2%)、2位が「IIJmio」などのインターネットイニシアティブ(IIJ)(17.7%)。3位が「U-mobile」のU-NEXT(7.3%)」。いずれも参入時期が早いほか、「U-mobile」はデータ通信定額制やプリペイドなどのサービスで利用者を増やした。
急速にシェアを伸ばしているとみられるのが、14年に参入したネット通販最大手、楽天の「楽天モバイル」とソフトバンクがセカンドブランドとして提供する「ワイモバイル」だ。いずれも1回の通話時間に制限はあるが、定額制の通話サービスを打ち出しているのが特徴。ワイモバイルは、かつてのイー・モバイルやウィルコムの店舗を活用して一気に店舗数を増やしているほか、楽天も専門店や家電量販店などに専用カウンターを増やすなどしてユーザーを取り込んでいる。既存のネット通販などに使えるポイントサービスも消費者には魅力だ。