
「お客さんに驚きと感動を」と語る、鳥貴族の大倉忠司社長=大阪市浪速区の同社本社(村本聡撮影)【拡大】
均一価格ではメリハリが大事で、お客さんが「これはすごいな」と感じるものと、店側の利益になるものをミックスさせるのがポイント。全て同じ値段だからこそ、お客さんが「どれを選んだら得なのか」と考える楽しみもありますよね。
安かろう悪かろうではだめです。より良いものをより安く提供する。価格以上の価値を提供できれば、いつの時代も低価格は強い。「280円均一」は私たちの強みなんです。
平均客単価は1900円台。その分、お客さんにとって身近な店、生活必需店になり、来店頻度やリピーター率を高くしたい。私たちは「家飲み」がライバルだと思っています。
高校時代のバイト、「焼き鳥担当」で開眼
《中小企業の街、大阪府東大阪市生まれ。家業はブリキ玩具の型を製造する町工場だった。6畳1間、あとは作業場という家で、両親、2歳上の兄とともに、機械の音や油のにおいに囲まれて育った》
社交的な兄とは対照的に恥ずかしがり屋な子供で、親が配達に出るとき、リヤカーに乗って一緒について行くのが楽しみでした。