
「お客さんに驚きと感動を」と語る、鳥貴族の大倉忠司社長=大阪市浪速区の同社本社(村本聡撮影)【拡大】
友人に誘われたのがきっかけで、最初はホール係をしていたんですが、早めに出勤して食べ物の仕込みの手伝いもしていると「君、しっかりしてるな」と社員の方に働きぶりを褒められて。その後、焼き鳥とおでんの部門を任されていた方が辞められて、仕事を引き継ぐことになりました。
ビアガーデンのアルバイトには2年間通い、焼き鳥を担当したのはたまたまだったんですが、漠然と「将来、飲食店をやるのもおもしろそうだな。楽しい人生が送れそうだな」と考えるようになったんです。
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おおくら・ただし 昭和35年2月、大阪府生まれ。高校卒業後、辻調理師学校(現辻調理師専門学校)へ進んだ。イタリアンレストランでの勤務などを経て、昭和60年に同府東大阪市で焼き鳥店「鳥貴族」を開業。翌61年に社名を「イターナルサービス」と名付けて法人化し、平成21年に「鳥貴族」と改称した。25年から大阪外食産業協会副会長。趣味は「お酒を飲むこと」という。