例えば、「(レアポケモンの)ミニリュウの巣」として紹介された円山公園(京都市東山区)は、日中だけでなく、深夜や未明にかけても多くのプレーヤーが詰めかける人気スポットに。この影響で周辺の違法駐車などが問題化。周辺住民から通報を受けた府警東山署が警察官を出動させる事態になっている。
隣接する八坂神社(同)も人気スポットだが、神社の担当者は「ポケストップの削除申請をする」と打ち明ける。
ポケモンGOの配信後、境内では大きなトラブルは確認されていないが、「こちらからお願いしているわけではない。そもそも宗教施設としてそぐわない」という。
「ふさわしくない」
浄土真宗本願寺派の本山・西本願寺(同市下京区)は7月26日、境内でのプレーを禁じ、3カ国語で周知する看板を設置した。「信仰の場であり、ふさわしくない」というのが主な理由だ。
平安神宮(同市左京区)も、削除申請まではしないとしながらも「参拝に来る人を優先したい」とポケモンGOのプレーを禁止する張り紙を24日に掲示した。
宗教施設ではないが、二条城(同市中京区)や海上自衛隊舞鶴地方総監部(京都府舞鶴市)なども同様の対応を取っている。