スズキ、将来技術の開発で“後ろ盾”確保 VWと決裂で「トヨタ」選択を決断 (2/3ページ)

2016.10.13 06:40

会見後に握手するトヨタ自動車の豊田章男社長(左)とスズキの鈴木修会長=12日、東京都文京区(桐山弘太撮影)
会見後に握手するトヨタ自動車の豊田章男社長(左)とスズキの鈴木修会長=12日、東京都文京区(桐山弘太撮影)【拡大】

 スズキは本来、次世代の技術対応を09年に提携した独フォルクスワーゲン(VW)との連携で進めるはずだった。しかし11年に提携が決裂。そうした中「自社技術だけでは将来が危うい」(鈴木会長)と危機感を強めていった。しかも、そこにスズキのお家事情も重なった。スズキは今年、ワンマンで経営を引っ張ってきた鈴木会長が最高経営責任者(CEO)のポストを退き、実息の俊宏社長へ譲った。会長依存を脱し、これから社長中心の集団指導経営への移行を目指すには、鈴木会長の目の黒いうちに後ろ盾を決めておく必要があったというわけだ。

 一方、トヨタはスズキと提携すれば、日産自動車とホンダ、三菱自動車を除く日系自動車と手を組むことになる。数の論理を生かせば技術の標準化も進めやすくなることから、豊田章男社長は会見で「それが、もっといい車づくりにつながれば」と期待を込めた。(今井裕治)

【用語解説】トヨタ自動車、スズキ

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