
会見する昭和シェル石油の亀岡剛社長(左)と出光興産の月岡隆社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
--いったん白紙に戻す選択肢はなかったのか
亀岡社長「申し上げたように、(両社の社員が)いろいろな分科会で話し合って積み上げたものは相当大きい。逆に言えば、大株主の反対さえ除けば、統合へのハードルは存在しない。たとえ時期が延びたとしても、そのアセット(資産)を生かすべきだ。全くの白紙にするのは関係者の努力を無にすることであり、絶対すべきでない」
月岡社長「全く同感だ。やり遂げる、という強いメッセージを社員に出している。白紙は全く考えていない。社員の動揺についてだが、経営とは『不測の事態をどう乗り越えるか』であり、今回の件では、社員や取引先との信頼関係をベースに準備してきたので、全く問題がないと思っている。ある意味でこれは(出光昭介)名誉会長、創業家から試されているのではないか。『“3つの懸念”を前にきちんと統合できるのか』と。今、“結婚前の健全なコンフリクト(衝突)”が起きている、それを乗り越えることが、新統合会社をきちんとマネジメントするために重要だとして受け止め、試練として乗り越えていこうと思っている。それは簡単なことではないが、『窮すれば通ずる』だ。にっちもさっちも行かなくなったときに活路が見いだせる、それが過去からの歴史の流れと思う。そこに私と亀岡さんは置かれているのだろう。関係者の動揺がないよう、創業家の理解を頂き、きちんと統合できるところへ進んでいきたい」