【書評】『小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑(ショウ)タイム』 (1/2ページ)

2014.4.6 09:18

『小林信彦萩本欽一ふたりの笑タイム名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏』書影

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 『小林信彦 萩本欽一 ふたりの笑(ショウ)タイム 名喜劇人たちの横顔・素顔・舞台裏』小林信彦、萩本欽一著

 コメディアン不在に危機感

 テレビをつけるとバラエティーとクイズ番組の氾濫で、お笑い系タレントが見せる芸もなく、益体(やくたい)もない出来事をばらし合って喜んでいる。視聴者はシラケるしかない。本書は萩本欽一が作家の小林信彦に編集部を介してコメディー、お笑いについて教えを乞(こ)うた喜劇対論。

 萩本がコメディアンの修業を始めたのは昭和35年で、浅草の東洋劇場に見習いとして入った。その頃はどの劇場も専属のコメディアンを抱えていて、東京にコメディアンが600人(?)いた。

 現在はお笑いブームなんていわれており、萩本に言わせると「コメディアンになりたい!」という子供は、自分の修業時代より100倍くらい多くなっている。ただし、テレビが普及して以降、舞台から喜劇人が育っていない。

 浅草で修業して有名になったのは(ビート)たけしが最後。小林も、いまのテレビは安易に、人気だけで出演させるからコメディアンは育たないと苦言を呈している。

当時はゲバ棒の時代で、ゲバルトからきているタイトルだった

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