「重圧」に真っ向勝負
そんな田中といえども、大リーグで活躍するにはクリアすべき課題が何点かあるが、その最たるものは過密日程への慣れだ。日本のプロ野球では週に1、2日、試合がない日があるが、大リーグではオフは月に1、2日しかない。このため、日本では先発ローテーション投手の登板は「中5、6日」が常識だが、大リーグでは「中4日」が基本。100球前後の投球数制限を設けて、先発投手にはよほどのことがない限り完投はさせないのが大リーグの流儀だが、楽天では「中6日」で先発することが多かった田中にとっては、この2日の差は大きい。しかも、移動範囲は日本の約25倍という広大な国土だ。ダルビッシュも、一昨年と昨年のシーズンでは、疲れから途中1カ月余の「失速」を経験している。
この点について田中は「失敗もすると思うが、繰り返していく中で適応していきたい」と気を引き締める。
だが、心配は不要。田中の適応力の高さは折り紙付きだ。これまでは駒大苫小牧高、楽天と、実績の乏しいチームの先頭に立って自らの右腕でチームを頂点へと導いた田中。今度はメディアの目も厳しい名門での「重圧」の中で、真っ向勝負を挑む。(SANKEI EXPRESS)