新たな万能細胞「STAP(スタップ)細胞(刺激惹起性多能性獲得細胞)」を作製した、理化学研究所の研究ユニットリーダー、小保方(おぼかた)晴子さん。実験では祖母からもらったかっぽう着を白衣代わりに愛用している=2014年1月28日、兵庫県神戸市中央区(伊藤壽一郎撮影)【拡大】
大阪大の水口裕之教授(分子生物学)は「特殊な状況に細胞を置くと初期化(=万能化)が短時間に起こるというのは、ちょっと想像できないくらいすごい発見だ」と舌を巻く。国立成育医療研究センター研究所の阿久津英徳幹細胞・生殖学研究室長も「明日からでもできるような実験。今後、爆発的に研究が広がるだろう」と高く評価する。
国内外から驚きの声が上がるが、当初、小保方さんの研究には周囲の研究者も疑心暗鬼だった。共同研究者で、マウスにSTAP細胞を移植する実験をした若山照彦・山梨大教授(46)もその一人。「できないだろうと思っていたので、ものすごくびっくりした」と明かす。
大きな夢に勝負
こうした独自の成果を後押ししたのが、理研・発生・再生科学総合研究センターの研究体制だ。