孫のような年の村上を優しく見守った山田満知子コーチ(70)は「試合前は完璧にきていたし、こんなことになるとは思っていなかった、これが五輪というか、非常に残念」と落胆の色を浮かべた。
試合後に村上は「(五輪は)4年に1度しかないし、見えないプレッシャーをすごく感じて、原因が分からずにすごく怖かった」と振り返った。しかし、「この4年に1度の大会に出られたことは大きな収穫。試合への気持ちの持っていき方とか、課題は言い切れないほどある」と手応えもつかんだ。
報道陣に「再び五輪に戻ってきたいか」と問われ、「できたらいいなと思います」ときっぱり。浅田、鈴木が集大成の舞台を終え、新たなエースになる。ともに歩んできた山田コーチは「喜びも悲しみも素直に出すのが魅力」という。
村上は「(3月の)世界選手権では『この前のあなたは誰?』って言われるくらい良い演技をしたい」と誓った。4年後はきっと、とびきりの笑顔でリンクを舞うに違いない。(SANKEI EXPRESS (動画))