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【東日本大震災3年】「地震予知を諦めてはいけない」 見えぬ頂へ 学者ら「敗北」から再出発 (2/4ページ)

2014.3.11 10:35

東日本大震災の余震の推移(2011年3月~2014年1月)、※Mはマグニチュード。気象庁の資料を基に作成

東日本大震災の余震の推移(2011年3月~2014年1月)、※Mはマグニチュード。気象庁の資料を基に作成【拡大】

 しかし、地震学者らで構成する予知連は、別の道を選んだ。「予知に挑む姿勢まで放棄するわけにはいかない」との思いからだ。会長の平原和朗(かずろう)京都大教授(61)は「予知を諦めてはいけない」と強調する。

 学術的な情報交換に終始し、「学者のサロン」と揶揄(やゆ)されることもある予知連。存在意義を問う声が内部から噴出した。「活動内容を変更すべきだ」「このまま何もしないのか」。議論の末、地殻変動の監視により地震を予測する実験を試行することを決めた。

 「地震学の敗北」。大震災でこう自己批判したのは東北大の松沢暢(とおる)教授(55)だ。本震の2日前、三陸沖でM7.3の前震が起きたとき「強い地震の危険性は薄れた」との談話が地元紙に載った。被災地の学者として、胸の潰れる思いを今も抱えている。

 次代を担う若手は、崩壊した地震学をどう立て直そうとしているのか。

 東大地震研究所の加藤愛太郎准教授(39)は、松沢教授が見誤った前震活動を徹底的に調べ、巨大地震の直前に「ゆっくり滑り」と呼ばれる現象が起きていたことを突き止めた。

地震学 他の科学研究と違って、防災という重い十字架を常に背負う

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