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【東日本大震災3年】「地震予知を諦めてはいけない」 見えぬ頂へ 学者ら「敗北」から再出発 (3/4ページ)

2014.3.11 10:35

東日本大震災の余震の推移(2011年3月~2014年1月)、※Mはマグニチュード。気象庁の資料を基に作成

東日本大震災の余震の推移(2011年3月~2014年1月)、※Mはマグニチュード。気象庁の資料を基に作成【拡大】

 南海トラフ地震を長期的に予測する手段として、国が期待する現象だ。加藤氏は「地震の性質に関する知識を着実に積み上げ、予測につなげたい」と語る。

 上層大気の電離圏で地震直前に異常が発生するとして、「空からの予知」に挑むのは東京学芸大の鴨川仁(まさし)助教(42)。予測精度など課題は多いが、「いま生きている人々が利用できるように」と意気込む。

 関東大震災後の1925(大正14)年に設立され、日本の地震学を主導してきた東大地震研究所。東京都文京区の施設内には、寺田寅彦による理念が掲げられている。

 「永遠の使命は地震に関する科学的研究と災害の予防、軽減方策の探究である」。地震学は他の科学研究と違って、防災という重い十字架を常に背負う。

 この3年間、多くの学者が巨大地震の研究に心血を注いできたが、その全容は解明されていない。予知や被害想定の在り方も、まだ議論の途上にある。

 「次の地震も、われわれの想像を超えるに違いない。目指す山の頂上は雲に隠れて見えない。頂上など存在しないかもしれない。それでも登り続けるのが地震学の使命だ」

余震1万601回 なお警戒が必要

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