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みんな、スイミーの勇気に励まされてきた 「ぼくの伯父さん」だったレオ・レオーニのこと 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.3.30 13:45

【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)

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 【KEY BOOK】「スイミー」(レオ・レオニ著、谷川俊太郎訳/好学社、1529円)

 お話も奔放な水彩の絵もレオーニらしさが横溢して愉しく、かつ深い。ごく初期の作品。赤い魚の一族でたった一匹だけ黒いスイミーは仲間はずれにされているのだが、仲間が大きな魚に呑まれたあとは、なんとか勇気を出してがんばったという話だ。全員が大きな赤い魚の形になって、黒いスイミーが目になったという最後は、子供たちもみんな感動する。「見えない絆」を目に見せるのがレオーニなのである。

 【KEY BOOK】「フレデリック」(レオ・レオニ著、谷川俊太郎訳/好学社、1529円)

 ちぎり絵と貼り絵で構成された絵本。5匹の小さな野ねずみの話だ。 冬が近づいたので野ねずみたちがせっせといろんな準備をしているのに、フレデリックは何もしないで「光や色や言葉を集めているんだ」と言うだけである。けれども寒くて表にも出られない冬になると、フレデリックがためていた光や色や言葉で、みんなは心も体も温まってうっとりできた。これは「想像力こそはみんなの大事な資源(リソース)になる」というお話。

東西の「間」MAをめぐって自由に語りあった本

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