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灼かれるような日々を過ごしてみたいなら… 本音の言葉を放ちつづけた鈴木いづみを読みなさい 松岡正剛 (2/5ページ)

2014.3.30 14:05

文遊社の『鈴木いづみコレクション』全8冊はすべて荒木経惟(のぶよし)のモノクローム写真で飾られた。自殺して10年目の刊行だった。みんなが『鈴木いづみが還ってきた!」と感じた(小森康仁さん撮影、松岡正剛事務所提供)

文遊社の『鈴木いづみコレクション』全8冊はすべて荒木経惟(のぶよし)のモノクローム写真で飾られた。自殺して10年目の刊行だった。みんなが『鈴木いづみが還ってきた!」と感じた(小森康仁さん撮影、松岡正剛事務所提供)【拡大】

  • 【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)
  • 【BOOKWARE_松岡正剛】BOOK_MEETS_BOOK

 こんなふうに紹介すると、スキャンダラスで不可解な日々を疾駆した才気煥発な官能作家の勝手な呟きだったかのように思うかもしれないが、そうじゃない。作品や文章を読めばたちどころにわかるように、その飛び抜けた異才には、誰もがどぎまぎするほど揺さぶられたはずだ。少なくともぼくはそうだった。

 いまやっと、鈴木いづみを本気で読む者がふえている。今日の社会の正体を見抜いた先駆者だったからだろう。本人は「私は夜の底をはだしで歩いている赤ん坊のようなもの」と自嘲気味に言っていたが、その実、70年代をおえた日本が「本物の才能をもつ者こそ喪失感に苛(さいな)まれる社会」になりつつあることを、鋭く喝破していたのである。

 鈴木いづみ。その生涯がブックウェアそのものだった。こんなふうに書いている。「ことばが世界だ。私は意識が明瞭であることばの世界に生きていたい」。

特徴は心理を描写していないこと

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