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灼かれるような日々を過ごしてみたいなら… 本音の言葉を放ちつづけた鈴木いづみを読みなさい 松岡正剛 (3/5ページ)

2014.3.30 14:05

文遊社の『鈴木いづみコレクション』全8冊はすべて荒木経惟(のぶよし)のモノクローム写真で飾られた。自殺して10年目の刊行だった。みんなが『鈴木いづみが還ってきた!」と感じた(小森康仁さん撮影、松岡正剛事務所提供)

文遊社の『鈴木いづみコレクション』全8冊はすべて荒木経惟(のぶよし)のモノクローム写真で飾られた。自殺して10年目の刊行だった。みんなが『鈴木いづみが還ってきた!」と感じた(小森康仁さん撮影、松岡正剛事務所提供)【拡大】

  • 【BOOKWARE】編集工学研究所所長、イシス編集学校校長の松岡正剛さん=9月14日、東京都千代田区の「丸善丸の内店内の松丸本舗」(大山実撮影)
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 【KEY BOOK】「鈴木いづみコレクション」1・2(文遊社/1835円・2100円)

 「鈴木いづみが還ってきた!」という胸を衝くキャッチフレーズと荒木経惟(のぶよし)のモノクローム写真をピンクのカバーが包んで、『鈴木いづみコレクション』全8冊が刊行された。快挙だった。佐々木暁の装丁もよかった。中身は1が自伝的な長編『ハートに火をつけて!』で、解説が戸川純。2は開高健らを驚かせた初期の短篇を構成した『あたしは天使じゃない』で、解説が伊佐山ひろ子。戸川と伊佐山はさすがに鈴木独特のアンビバレンツな感覚をうまく綴っていた。

 【KEY BOOK】「鈴木いづみコレクション」3・4(文遊社/2039円・1937円)

 3『恋のサイケデリック!』はSFっぽいけれど、どこかアナーキーで投げやりな短篇6本で、なんと「明かるい篇」「暗い篇」に分かれている(解説は大森望)。4『女と女の世の中』はいまなおファンが多い処女SF『魔女見習い』や『カラッポがいっぱいの世界』など(解説は小谷真理)。特徴は心理を描写していないこと。あくまで描写を表面にとどめるところ。でも、改めて読むと、この時期のSF性は“仮縫い”だったことがよくわかる。

アタマの悪い男、教養から見放された女の、両方が嫌い

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