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描かれていない瞳が見つめる「故郷」 「モディリアーニを探して」展 (4/5ページ)

2014.3.31 16:00

アメデオ・モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」1917年_大阪新美術館建設準備室蔵(ポーラ美術館提供)

アメデオ・モディリアーニ「髪をほどいた横たわる裸婦」1917年_大阪新美術館建設準備室蔵(ポーラ美術館提供)【拡大】

  • アメデオ・モディリアーニ「若い農夫」1918年ごろ_石橋財団ブリヂストン美術館蔵(ポーラ美術館提供)
  • アメデオ・モディリアーニ「青いブラウスの婦人像」1910年ごろ_公益財団法人ひろしま美術館蔵(ポーラ美術館提供)
  • パブロ・ピカソ「海辺の母子像」1902年_ポーラ美術館蔵(ポーラ美術館提供)。(C)2014-Succession_Pablo_Picasso-SPDA(JAPAN)
  • アメディオ・モディリアーニ「頭部」1911~13年_彫刻の森美術館蔵(ポーラ美術館提供)

 そして最後の18~20年は、第一次大戦とスペイン風邪の脅威から逃れるため南仏ニースに疎開。島本学芸員は「健康の回復や南仏の屋外での創作の影響からか、明るさも増し、色彩も豊かになって、線や形に柔らかさが出てきた」と特徴づけ、彫刻から絵画に目覚めた最終ステージだったと見る。

 懐かしさ、寂しさ

 晩年に描く人物像は首を傾け、体のラインは、ルネサンス期のビーナスやマリアのように柔らかなS字を描く。古代のアルカイック様式を思わせるアーモンド型の目。冒頭のルニアの言葉を借りるまでもなく、モディリアーニは画風でも、故郷イタリアで学び、親しんだ古典美術に回帰しようとしていたのではないか。

 モディリアーニの描く女性像の前に立つと、静謐(せいひつ)さと懐かしさ、ある種の寂しさを感じる。描かれていない瞳は、誰もが心の奥底に抱いている故郷への思いを、永遠にのぞき込んでいるように思えてくる。(原圭介/SANKEI EXPRESS

ガイド:生誕130年「モディリアーニを探して」展

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