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生活を美しく 色あせない夢 アール・ヌーヴォーとアール・デコ-ヨーロッパのデザインと工芸 (2/3ページ)

2014.4.14 12:55

アルフォンス・ミュシャ「サラ・ベルナール」1896年_東京国立近代美術館蔵(4月26日~6月1日展示、提供写真)

アルフォンス・ミュシャ「サラ・ベルナール」1896年_東京国立近代美術館蔵(4月26日~6月1日展示、提供写真)【拡大】

  • ジュール・シェレ「フィガロ紙」1896年_東京国立近代美術館蔵(4月26日~6月1日展示、提供写真)
  • ルネ・ラリック「ブローチ_翼のある風の精」1900年頃_東京国立近代美術館蔵(提供写真)

 工業化で流行拡大

 とくにアール・ヌーヴォーの表現はガラス・金属工芸、ジュエリー、絵画、ポスター、建築、家具と広範囲に広がった。ガラス工芸ならエミール・ガレやドーム兄弟、絵画ならグスタフ・クリムト、ポスターならアルフォンス・ミュシャ(1860~1939年)、建築ならアントニ・ガウディ・イ・コルネら。各分野で、いまも語り継がれる作家たちに、大きな影響を与えた。

 「作家みんなが、いかに生活を美しくしていくか、真剣に取り組んでいた。そして、いい夢を見た。いま見ても、夢は色あせていない」と、あくまで個人的な意見と断りながら、横須賀美術館の冨田康子学芸員は、今もファンの多い、輝いていた時代を振り返る。

 時代の背景には、欧米と日本・オリエントの文化交流という要素のほかに、急速に進む工業化の進展の中で、手作りの丁寧さや魅力を守ろうとする精神があった。その2本の糸が、アール・ヌーヴォー、アール・デコの様式を織り出した。様式は工業製品に生かされ、流行の拡大を助けた。

装飾あふれる“デザイン画”に変貌する過程

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