ウクライナ・ドネツク州、ルガンスク州。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
年金生活の男性、ノビコフさん(80)は、「ロシア語を守るため」と投票にやってきた理由を語った。親欧米派が政変後に一時、ロシア語の公的使用を制限する動きを見せたことに怒り心頭だ。
露編入では意見割れる
ただ、賛成票を投じた人も、州の「独立」後にロシア編入を求めるかについては意見が割れていた。
占拠の続く州政府庁舎などと違い、市内の投票所で武器を携行した者は見られなかった。投票の管理業務に当たる女性ボランティアは「多くの住民に投票所を周知されていなかったことを考えれば、よい投票率ではないか」と話した。選挙人名簿は2012年のものを使い、名簿非掲載の住民にも投票は認められていた。投票用紙は通常のコピー機で作成された白黒の紙片で、偽造を防ぐ仕組みもなかった。