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さまざまな解釈楽しむ151人の作品 「公募団体ベストセレクション 美術 2014」 (2/5ページ)

2014.5.12 15:30

日本水彩画会_茅野吉孝「陽光」2013年。水彩、紙(アートデザインセンター撮影、提供写真)

日本水彩画会_茅野吉孝「陽光」2013年。水彩、紙(アートデザインセンター撮影、提供写真)【拡大】

  • 新制作協会_金森宰司「ライフ『タピストリーのある部屋で』」2011年_油彩、カンバス(提供写真)
  • 国画会_多能三勢「風骨の森(BS-14)」2014年_油彩、カンバス(提供写真)
  • 二科会_黒川彰夫「余韻(エーゲ海)’13」2013年_油彩、カンバス(提供写真)
  • 自由美術協会_栗本浩二「陽光の前で」2014年_油彩、綿布、パネル(提供写真)

 茅野吉孝氏(65)=日本水彩画会=は「陽光」(水彩画)を出品した。野と低木の林だけという題材ながら、日の光や風のそよぎ、草や木のにおいまで伝わってくるようだ。水彩画とは思えない重厚さも感じられる。

 茅野氏は自分の作画手法について、「あまりモチーフ(題材)を入れすぎると、それぞれが語りすぎてよくない」と、シンプルな構成を心がけていることを強調する。「ありのままの風景は描かない。いくつもの風景を頭に入れながら、画面で再構成している。そういう意味では抽象画とも言える」と説明した。

 1960~70年代のアメリカ絵画に影響されて約50年、抽象画を描き続けている黒川彰夫氏(72)=二科会=は「余韻(エーゲ海)’13」(洋画)を出品。ブルーを基調に、赤や黄色、白の四角い色面がいくつも並びながら、美しいハーモニーを奏でている。

 黒川氏は実際の風景をもとにし、色面を海や島々、遺跡などを思い浮かべながら描いたという。「若いころは、物の形を線で画面に入れ込んだ」というが、いまは「色面と色面の間をぼかしながら、色面それぞれの存在感を出すようにしている」と話した。

人間の裏側を描く

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