ウクライナ・ドネツク州、ルガンスク州。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
親露派の指導部でも、今後の方針については見解が割れている。露メディアによると、幹部の一人は、投票結果の確定後は速やかに独自の国家機構や軍の整備に入ると発言。別の幹部は、投票は「共和国の自決権を確認するものだ」とし、即座にウクライナからの分離独立を意味するものではないと語った。
今回の「住民投票」をめぐっては(5月)7日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(61)が暫定政権と親露的な東部・南部の対話を促すためとして「延期」を呼びかけた。ロシアが東部2州の即時併合に動くとの見方は多くない。(SANKEI EXPRESS)
≪3つのシナリオ… 「自治権拡大」「非承認国家」「露への編入」≫
ウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の「住民投票」では、事実上の独立賛成票が圧倒的多数を占めたとされている。ただ、投票で賛否を問われた「国家としての自立」については、親ロシア派指導部にも住民にも、共通の理解があったわけではない。両州の行方には自治権拡大要求からロシアへの編入まで、大まかに3つのシナリオが考えられる。