【京都うまいものめぐり】
「祗園さん」と親しまれる京都・八坂神社のすぐ南。2001年に移転オープンして以来、常に話題を集めてきたのがここ「レストラン よねむら」だ。「和魂洋才(わこんようさい)」と評されることも多いが、和洋にとらわれない自由さが魅力。オーナーシェフ、米村昌泰さんの流れるような“おまかせ”に身を委ね、リラックスして味わうべし。
素材を生かしてこそ
「料理は素材に限ります。(料理人は)マジシャンではありませんからね」と笑う米村さん。
オーナーシェフにとっては、一日一日が勝負だ。その日の食材を吟味し確保する…そのことを、独立してからずっと真摯に心掛けてきた。その上に個性と独創性が加わって、「よねむら」のおもてなしが始まる。
まずは、最初の「野菜のオードブル」から。タラの芽、コゴミ、ワラビ、アスパラ…と、彩り豊かなピクルス仕立ての春の野菜がうれしい。初夏へと移るこの時期は、春の名残をおしみつつ、京都ならではの季節感を味わう。