米村さんに聞いてみると、「そういう料理でいいかなと思ってるんですよ」とにっこり。
こだわりなく、おいしいものを。それだけなのだ。
続いて出てきたのは、澄ましバターでムニエルにしたヒラメと、ズッキーニのフォアグラのせ。ヒラメにはあぶったエンガワがのり、フォンドボーのソースをからめながら…。う~ん、いろいろな味が楽しめること請け合いの一皿だ。
手間のかかったシンプルさ
肉料理は、黒毛和牛のヒレとサーロインのシンプルな炭火焼きを。季節のソラマメを添えて、ワサビか石垣島産のピパーツをつけていただく。
ところで、聞き慣れないピパーツとは…。コショウの“原型”のような香辛料だそうだ。ペッパーの語源になったとも言われ、独特の香りと、コショウよりもさらに強い刺激がある。これからの季節、シンプルに肉を味わうにはぴったりだろう。
よねむらで何より楽しみなのが、独創性豊かなパスタである。この日は、「ホタルイカとウニのパスタ」。パスタは細いカッペリーニで、並んだ3種のソース、すなわちフルーツ(オレンジ、グレープフルーツなど)・ウニのパウダー・小松菜のソースをお好みで。凝っているようでシンプル、シンプルなようで複雑…それがよねむらの楽しさでもある。