長和殿(ちょうわでん)につながる長さ74メートルの「回廊」を通り、表玄関にあたる「南車寄(みなみくるまよせ)」から東庭へ出て、約1時間の宮殿内参観は終了。東京都江東区の高橋陽子さん(72)は「建築や内装にも感動したが、両陛下が多くのお仕事をされていることにも驚いた」と話していた。
(5月)24、25日の両日で計289人が参観した。10月にも行われる。(文:社会部 今村義丈/撮影:共同/SANKEI EXPRESS)
■宮殿 1968(昭和43)年10月に皇居内に完成し、翌69年4月から使用を始めた。大屋根と柱、梁(はり)で構成される日本古来の建築美を生かして造られ、資材のほとんどは国産。鉄筋鉄骨造りの地上2階、地下1階、延べ面積は2万2949平方メートルで、正殿(せいでん)、豊明殿、連翠(れんすい)、長和殿、千草(ちぐさ)・千鳥(ちどり)の間など7つの棟で構成されている。