六国史(りっこくし、奈良~平安前期に天皇の動静を中心に編纂された国史)【拡大】
昭和天皇実録は、1901(明治34)年の昭和天皇誕生から1989(昭和64)年の崩御まで87年8カ月余りの事跡を客観的資料に基づき、時系列に記す「編年体」の形式でまとめられた。皇室全般や政治、社会、文化、外交なども昭和天皇との関わりを中心に記述。終戦の「ご聖断」に至る経緯や、連合国軍総司令部(GHQ)のダグラス・マッカーサー元帥(1880~1964年)との会見内容など、戦前から戦後の占領期にかけての新史料の有無が注目される。
宮内庁は基となる資料として、未公開のものを含めて約3000件を収集。側近の日誌などのほか、未公開の個人文書や元侍従ら約50人からの聞き取りも参考にした。大正天皇実録は2002(平成14)~11(平成23)年に4回に分けて公開されたが、個人情報を理由に黒塗りされた部分が多く、公開の在り方が問われた。これを踏まえ、今回は黒塗りはしないが、編纂にあたっては、昭和天皇の細かな病歴や学業成績などには触れていないという。