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【広島土砂崩れ】「72時間」過ぎても諦めない 死者40人、不明47人に (2/3ページ)

2014.8.23 07:00

断続的に雨が降る中、陸自の隊員らは懸命に行方不明者の捜索を続けた=2014年8月22日、広島県広島市安佐南区(三尾郁恵撮影)

断続的に雨が降る中、陸自の隊員らは懸命に行方不明者の捜索を続けた=2014年8月22日、広島県広島市安佐南区(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 広島県広島市安佐北区、安佐南区
  • 【広島土砂崩れ】2014年8月19日深夜から20日未明にかけて局地的な豪雨に見舞われた広島県広島市安佐南区、安佐北区の広範囲の各所で土砂崩れや土石流が発生し、多数の住宅がのみ込まれた。

 「早く再開したい。担当の現場は不明者が18人と聞いている。状況がもどかしい」。午前中に待機していた自衛隊員(41)は焦りをにじませていた。その後、再開の指示が出ると、スコップを持った救助隊員らが表情を引き締めて現場に向かった。

 「友人がまだ…」

 被害が甚大だった安佐南区の八木地区。県営住宅は2階部分が土砂で削り取られ、1階だけが残されていた。重機が入れず、自衛隊や消防が隊列を組んで現場に進み、手作業で土砂を運び出す。近くでは、雨具も着ずにずぶぬれになりながら呆然(ぼうぜん)と崩れた家を眺める男性の姿。脇に立っていた女性が寄り添い肩を抱えていた。

 緑井地区では消防隊員ら50人ほどがスコップで泥をかき出し、バケツリレーで搬出していた。「友人がまだ見つかっていない」。自宅の様子を見に来た女性(81)は傘を差しながら涙ながらに語った。

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