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日朝局長級協議 29日再開 拉致調査停滞 主導する保衛部孤立 (1/5ページ)

2014.9.26 10:20

7月1日に開かれた日朝局長級協議に臨む、外務省の伊原純一アジア大洋州局長(左手前から3人目)、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使(右手前から3人目)=2014年、中国・首都北京市の北朝鮮大使館(共同)

7月1日に開かれた日朝局長級協議に臨む、外務省の伊原純一アジア大洋州局長(左手前から3人目)、北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使(右手前から3人目)=2014年、中国・首都北京市の北朝鮮大使館(共同)【拡大】

  • 拉致被害者、増元(ますもと)るみ子さん=拉致当時(24)=の弟で、家族会事務局長の照明さん=2014年5月30日、東京都千代田区(財満朝則撮影)
  • 政府の説明を聞くの飯塚繁雄代表(右)、横田早紀江さん(右から3人目)ら拉致被害者家族会のメンバー=2014年9月19日午後、東京都千代田区の内閣府(三尾郁恵撮影)
  • 拉致被害者らの再調査をめぐる経緯=2014年5月29日~9月19日
  • 政府が認定する安否不明の拉致被害者(「死亡」「未入国」は北朝鮮の発表・回答)。※拉致被害者の項目は、氏名、当時の年齢、北朝鮮発表の順
  • 5月28日、首都ストックホルムで行われた3日目の日朝外務省局長級協議を終え、記者団に囲まれる北朝鮮の宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使。翌29日、北朝鮮はすべての拉致被害者の再調査を約束した=2014年、スウェーデン(ロイター)
  • 北朝鮮・首都平壌市

 岸田文雄外相(57)は24日夜(日本時間25日午前)、日本と北朝鮮の外務省局長級協議を中国・瀋陽で29日に開催すると発表した。局長級協議は7月1日の北京以来3カ月ぶり。北朝鮮が実施している拉致被害者らの再調査の初回報告が遅れた理由について、詳細な説明を求める。滞在中のニューヨークで記者団に語った。

 日本から外務省の伊原純一アジア大洋州局長(58)、北朝鮮から宋日昊(ソン・イルホ)・朝日国交正常化交渉担当大使(59)が出席する。日本政府は再調査の進捗(しんちょく)状況を確認し、調査結果を早急に示すよう強く要求する。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官(65)は25日の記者会見で「(北朝鮮は)誠実に調査しているということだから、具体的にどんな調査をし、今どんな状況だとか日本の政府当局者がしっかりとただすのは当然のことだ」と強調した。

 北朝鮮は7月4日、日本が独自制裁を一部解除したのと同時に特別調査委員会を設置し、再調査を開始した。初回報告は当初、「夏の終わりから秋の始めくらい」とされたが、北朝鮮は9月18日、「現在はまだ初期段階だ」と報告の先送り方針を伝えてきた。

拉致調査停滞 主導する保衛部孤立

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