26日に発表された8月の全国消費者物価指数は、15カ月連続の物価上昇となった。民間の給与水準は、上向いているとはいえ、物価上昇ペースには追いついていない。景気改善がともなわず、ただ物価が上がるだけの「悪いインフレ」の影がちらつく。
8月の指数3.1%プラス
総務省が26日発表した8月の全国消費者物価指数(2010年=100)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.1%上昇の103.5と15カ月連続でプラスとなった。消費税増税の影響を除く上昇幅は1.1%で6、7月の1.3%から0.2ポイント縮小。エネルギー価格の上昇幅が縮んだ影響を受けた。
8月は調査対象524品目のうち前年同月より上昇したのが466品目と7月の464品目を上回った。夏休みで観光需要の大きかった宿泊料は6.2%、エアコンは12.5%上昇。一方、エネルギー価格の上昇幅は7月の8.8%から6.8%に縮小し、特にガソリンは原油価格の下落などで10.4%から5.7%にほぼ半減、電気代も8.5%から7.6%に縮んだ。