一方で、正規雇用者の平均給与は前年比1.2%増の473万円だったのに対し、非正規雇用者は0.1%減の168万円で、開きは前年より5万円拡大。非正規雇用者は数が増えた一方、1人当たりの労働時間や時間当たりの労働単価に大きな変化がなく、給与の上昇につながらなかったことが背景にあるとみられる。
1年を通じて勤務した給与所得者の総数は前年比2.0%増の4645万人、うち女性は同3.4%増の1891万9000人で、いずれも過去最多となった。所得税を納めた人は83.9%(前年比0.3ポイント減)となる3897万人だった。
給与総額は3.4%増の192兆1498億円。給与所得者が源泉徴収で納めた所得税額は、前年より9930億円(13.6%)増えて8兆2907億円だった。国税庁は、13年分から(1)復興特別所得税が始まった(2)収入1500万円超の給与所得控除額が245万円の定額に抑えられた-ことなどを税額増加の要因とみている。
給与の増減を業種別にみると、「不動産業、物品賃貸業」が8.7%増で上昇率最大、「農林水産・鉱業」が3.2%減で最も下落率が大きかった。